Keynote talk at ACM Symposium on Applied Perception 2022

ACM Symposium on Applied Perception 2022で基調講演を行います。

Superception: Exploring a new ‘Self’ in the integration of humans and computers

コンピュータ技術の発展により、コンピュータは人の道具という位置づけを超え、身体や行動に深く介在するようになっています。人間がコンピュータと融合し、自分が持つ能力を超えたり異なる身体を得たりするとき、私たちはどこまで自分なのでしょうか。知覚や認知をコンピュータで拡張・変容させる研究の枠組みSuperceptionを通じて、融合した人間とコンピュータにおける『自分』の形成を調べてきました。この講演では、3つの研究の方向から考えます。

1つ目は、人間とコンピュータの融合における自己です。人の能力を補助・拡張する技術を調和の取れたものにするには、その行為を自分のものと感じられる設計が必要です。電気筋刺激や人とロボットのシステムを用いた一連の研究から、融合した行為をどのように自己に帰属させるかを紹介します。

2つ目は、1つの意識と1つの身体という関係を超えることです。サイバネティック・アバターは、意識と身体の関係を、一対一から、一対多、多対一へと変える可能性があります。ロボットアームやVRを用いた『N minds M bodies』の最近の探究を紹介します。

最後に、とくに重視している、コンピュータが介在するクロスリアリティでの自己の輪郭を探るプロジェクトを取り上げます。知覚の研究と体験の設計を循環させながら、人間とコンピュータの融合に関する科学が取り組むべき課題を議論したいと考えています。

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